東京証券取引所とは?

株を学ぶ上での基本情報として外せないのが、証券取引所の存在です。日本だと特によく聞くのは、東京証券取引所ですね。ニュースなどでしょっちゅう耳にしますよね。では、この東京証券取引所とは、どんなところなのでしょうか?証券取引所の役割の説明とともに解説していきます。

証券取引所の役割

よく耳にする証券取引所って、だれが何をするところなのでしょうか?一言で言ってしまうと、株式を売り買いするマーケットつまり「市場」が「証券取引所」です。

株式取引とは、株式を購入して会社の事業運営に参加することですので、投資したお金は会社から返済されることはありません。それでは株主は、どうやってお金に換えるのでしょうか。株主は、その株式を欲しい人に売ってお金に換えることができるます。日本から海外企業の株式を購入できるように、海外の投資家も日本企業の株式を購入できます。つまり、投資家(株式を売りたい人、買いたい人)は日本だけでなく、世界中にたくさんいることになります。その中から条件に合った相手を自分で見つけるのは不可能に近いことです。この株式の売り買いを行うために作られたのが、証券取引所なのです。

日本全国には、株式会社が約170万社あるといわれています。しかし、実は、そのすべての株式会社の株式が証券取引所で売買されているわけではないのです。証券取引所で売買される株式のことを、上場(じょうじょう)株式といいます。そして、株式を証券取引所に上場している会社を、上場会社といいます。東京証券取引所では現在、約4,000社が上場しています。証券取引所で売買できる株式は、この上場会社の株式だけなのです。

★「上場」とは、証券取引所から「証券取引所で売買できる資格を与えられること」を指します。証券取引所の審査基準によって、市場が分かれます。

株式売買の流れ

株式を売買したい人は、証券会社を通じて証券取引所に注文を出します。証券取引所には、そういった個人の投資家からの多くの注文が集められ、その後、ルールに基づいて売買が成立するのです。

日本の証券取引所

証券取引所は、日本国内には札幌、東京、名古屋、福岡の合計4か所あります。その中でももっとも多くの上場会社の株式を扱っているのが東京証券取引所です。

まとめ

証券取引所は上場会社と投資家を繋ぐ重要な役割を持っており、東京証券取引は、日本国内の最大の証券取引所です。